オルソケラトロジーの視力回復効果
オルソケラトロジーは、近視治療の一つです。
正常ならば目に入ってきた光が角膜を通して網膜まで届き網膜を焦点に屈折しますが、
何らかの異常が生じて光が網膜に届かないところで屈折することにより
網膜まで光が届かず、近くの物ははっきり見えるが遠くの物は
ぼやけてみえないという近視の状態を治療します。
オルソケラトロジーで、光が網膜で屈折するように
角膜を矯正することで視力を回復させるのです。
オルソケラトロジーの効果は、
角膜の柔らかい若者ほど視力回復の高い効果が得られます。
若者の網膜には癖がなく、柔軟性があるので角膜の矯正が
しやすくてオルソケラトロジーの視力回復効果も長持ちしやすいのです。
オルソケラトロジーの対象年齢は7歳から65歳までと広く、
小学生の視力低下防止にも効果があると言われています。
もちろん若者に限らず、仮性近視や軽度の近視への視力回復効果も期待できます。
オルソケラトロジーの視力回復効果が安定するまでには、少し時間がかかります。
最初は半日程度の効果ですが、オルソケラトロジーを一週間程続けることで
徐々にオルソケラトロジーの視力回復効果は安定し、
最終的には1日や2日まで持続できるようになるケースも多いです。
しかし、オルソケラトロジーの視力回復効果は
一時的であることを忘れてはいけません。
オルソケラトロジーのハードコンタクトレンズは毎晩装着しないと、
すぐに視力回復効果が失われてしまいます。